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zoom RSS 八ヶ岳全山縦走 後編

<<   作成日時 : 2017/07/05 23:35   >>

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夏沢峠を過ぎると、天狗岳までは割と登山者が少なくなるエリアだ

山というより丘のような雰囲気の箕冠山(みかぶりやま)と根石岳
途中にある根石岳山荘は吹き付ける風が強いのだろうか、屋根にこれでもかと石が載せてある
同じく強風地帯に建つ野口五郎小屋を思い出してしまった
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夏沢峠から東天狗岳までは赤茶けた岩稜帯でエリアとしては北八なんだけど南八の雰囲気をまだ残している
だけど東天狗から中山峠に向けて降っていくと徐々に樹林帯へと変わっていく
山容も岩稜帯からなだらかな樹林帯のお山になってきた
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中山は山頂といっても樹林の中に山頂標柱がぽつんとあるだけで展望はゼロ
山頂から少し離れた中山展望台へ出ると蓼科山まで見渡すことができる
それにしても蓼科山までが遠い
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高見石に降っていく道はまだ残雪たっぷりで、ここが全縦走中で一番雪が多かったかもしれない
傾斜はそれほどきつくないのでスリップして転倒ということもないのだが、それでも足の置き場に気を遣うのと
余計なところに力が入るので結構疲れる

高見石小屋で昼食休憩、といっても持参したパンを小屋で買ったコーラ(300円)で流し込むだけ
時間は12時30分、ゆっくり食事をとるのも時間がもったいなくなってきていた

高見石から先の麦草峠までは未知の領域
丸山まではわずか15分、麦草峠まではさらに30分で到着した
このあたり天候も曇り空でかつ樹林帯、展望もなくてもっとも退屈な道だった
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麦草峠から北横岳までは積雪期に歩いたことがある
夏道を歩くのは初めて
メルヘン街道を横切るが、全山縦走中に車道を横断するのはなんとも不思議な気分だ
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しかしここからが大変だった
茶臼山は標高2384m、麦草峠からの標高差は260mほどだがなにしろ急登
特に山頂直下は無理やり詰め上げる感じで道がつけられていてハムストリングスが悲鳴を上げる
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茶臼山から縞枯山へのアップダウンも地味にきつい
既に時間も14時になっていてすれ違う人も少ない
縞枯山から雨池峠まで誰にも会うことがなかった
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さて雨池峠から道は3つに分かれる、坪庭、三ツ岳、雨池へと分岐していく
全山縦走でピークを踏むことにこだわるなら三ツ岳なのだが、もうかなり疲れてきている
軟弱だけど坪庭経由で北横岳を目指すことにする
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坪庭辺りは遊歩道が整備されているのでかなり歩きやすいが、北横岳へ登りに差し掛かると
道は大きく九十九折れになり、トラバースするような道を延々と登っていく
樹林帯を抜けて展望が大きく開けると北横岳南峰
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歩いてきた道を振り返ると、赤岳がはるか遠くに見える
権現や編笠はもう赤岳の稜線に飲み込まれて見ることはできない
そして最後のピーク蓼科山を見る
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もっと近くに見えるかと期待していたのだが、その山頂はまだまだはるか先だ
あと残り1座だというのにうんざりしてきた
時間はすでに15時40分、先を急がないといくら日が長い時期とはいえ下山は夜になってしまう

北横岳から亀甲池に向けて500m降っていく
あまり歩く人も少ないようで残雪はあるしトレースもこれまでのものに比べればはるかに少ない
それとここは初めて歩く道でもあるので距離感がつかめず、いつまでたっても終わらない降りに辟易してきた
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40分後、亀甲池のほとりに到着
水は少なく、人っ子一人いない、時間は16時半
これから蓼科山まで登ってスズラン峠に下山するにはCTで4時間半くらいかかる、なんと20時半か!

ヘッデンも持っているので遅くなってもいいのだが、やはりできれば日のあるうちに下山したいもの
次のチェックポイントの天祥寺原へと急ぐ
亀甲池から天祥寺原までは笹が生い茂ったフラットで歩きやすい道だ
ちょっと飛ばし気味に小走りで歩く
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天祥寺原から見上げる蓼科山、ここも標高差500mを登り返す
今日最後の登りだが、ラストが一番苦しい
将軍平の蓼科山荘までの道は枯れた沢を詰めていくような道、CTでは1時間20分なのだが
いつまでたっても終わらないような気がするのと日が暮れかかってきているので焦りを感じる

樹林帯の斜度がいくらか緩やかになったかなと思った先に蓼科山荘の建物が見えた
ここで水分と当分補給を兼ねてコーラを購入する
小屋番さんはこんな時間にお客さんが来たのでびっくりさせてしまったようだ
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でもまだ登りは終わりではない、将軍平から蓼科山山頂まであと30分は登らなくてはならない
この道が急で岩が大きく、どっこいしょの連続になる
雪渓が出てきたところで蓼科頂上山荘に到着、ここまでくれば山頂はもうすぐそこだ
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18時20分、最後の山、蓼科山山頂に到着、午前0時半に出発したので17時間50分かかった
しかし、ここがゴールではない、登山口まで下山しなければならないのだ
しかもそこから茅野駅まで自転車をこがなくてはならない

日が沈んでいくのと競争しながら小走りに下山する、まともに下りていたのでは2時間かかる
しかし、ここの登山道はめちゃくちゃ急坂
うんざりしながら降っていくが途中に休憩は一切入れない
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日はとっくに沈んであたりは真っ暗、突然笹原の向こうに光る眼が二つ見えた、がさがさーっと大きな音とともに現れたのはニホンジカ
どひゃー!、おいおいビックリさすなよ、鹿でよかった、熊だったら大変だ

傾斜がようやくゆるんで足元もしっかりしてきた、暗いとよくわからないのだが、突然目の前に車道
そして出発前に見ていたバス停の看板

あぁ、ようやく着いた、ゴールの蓼科山登山口
時に19時50分、長かった―、19時間20分かかって八ヶ岳全山縦走完歩
しかし周りには人っ子一人いない、車もまったく通らない
感慨に浸るというより、これから車を回収しなければならないその方が心配になってきた

デポしてあった自転車はいたずらされることもなく無事だ
チェーンを外してビーナスラインを降っていく

茅野駅まではずっと降りなので漕ぐようなところは殆ど無いのだが、折りたたみ自転車ゆえに径が小さく
なかなか進まない、降りでスピード出すと危険極まりない
後から車が来ると危ないのでいちいち止まってやり過ごす
そして茅野駅までは23qもあるのだ、なんと今日の核心は一番最後の自転車ロードだったとは
ふらふらになりながら茅野駅に着いたのは下山してから1時間半もたった21時半だった

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