登山用品海外通販の勘どころ

登山用品はとにかく高い
大げさに言えば命を預ける道具なので「安物買いの銭失い」、いや「命失い」にはなりたくないので定評あるブランドのものを選んでしまう

登山用品は海外製しかもヨーロッパブランドのものが多い
これは近代アルピニズムがヨーロッパアルプスを中心に発展してきたことを考えれば至極当然のこと

ただ、これらを日本で買うと輸入品になってしまうので、輸送費、関税、為替リスクやらなんやらで随分と高くついてしまう
そんな中で馬鹿にならないのが輸入代理店のマージンだ
先に述べた諸々のコスト+マージンとなるので相応の価格が上乗せされる

これを回避してなるべく安く買おうとすると個人輸入、つまり海外通販を利用することになる
モノによってはかなり安く買える
しかしこれが魑魅魍魎の世界でなかなか油断ならない

これから先の内容は私個人が経験したことで、すべてに当てはまるわけではないがこれから海外通販を利用しようという人の一助になれば幸いです

1.怪しいサイトの特徴
これはなにも海外通販に限ったわけではないのだが、いわゆる詐欺サイトは中国人が運営しているものが圧倒的に多い
なのでこんなサイトが横行している
・日本語がおかしい
・漢字が中国語フォント
・あり得ないくらいに安い価格設定(9割引きとか)
・決済は必ず事前振込み
・会社情報の記載がない
・振込先が個人名義(しかも中国人だったりする)
・メアドはフリーメール

まぁこんな感じです
ちょっとネットショッピングした人ならすぐにピンとくるようなサイトです
でも最近は手の込んだものも多いとか、カスタマーレビューも自作自演なんてあたり前の世界ですもんね

あと困るのが物は送られてくるんだけど偽物ってやつですね
実は私も初期の頃だまされました、ビブラムのFive Fingerってシューズでしたけどね
送られてきたのは中国から、梱包もいいかげんでナイロン袋で何重にもぐるぐる巻きにされてるだけという状態
もちろん商品タグはついてない

こういうのは有名ブランドのOEM生産をやっていた工場の従業員が、金型や型紙を持ち出して偽物づくりしてるという噂を聞いたことがあります

2.関税は必ず払わなければいけないもの?
これはまぁ法律で決まっていますので、払わなければ脱税です
ですが、毎日ごまんと入ってくる輸入品に対してすべて調査して課税するというのは実質的に困難
というわけで、課税の網を潜り抜ける方法としては
・日本郵便を使う
日本国内での課税事務は物流会社に委託されるのですが、大きく分けると日本郵便とDHLのような専門業者がいます
後者は民間業者なので扱った荷物全てに課税処理のチェックをかけるのですが、日本郵便はどうやら抜き取りのようです
なので、物流業者を選べる場合は課税されない可能性のある日本郵便を選択した方が賢い選択です
(但し、専門業者より輸送日数がかかる場合が多い)

・課税されたら税率が正しいかチェック
課税されても、その税率が正しいかどうかは自分でチェックしましょう
特に登山靴の場合、革製品かそうでないかによって税率が大きく異なります(革靴はなんと30%!)

・GIFTにすれば関税がかからない?
そんなことはありません、税関というところは贈り物にもしっかり課税してきます
GIFTにすれば課税されないというのは都市伝説ですね

3.付加価値税(VAT)に要注意
よくある話ですが、海外サイトの価格にはその国の付加価値税(日本でいう消費税)がかかっているケースが殆どです
たっけーなーと思ったら付加価値税込だったというのはよくある話で、発送先を日本にすると付加価値税を抜いて価格表示してくれます(そうなってないサイトから買うのはよした方がいい)
ちなみに付加価値税率は
イギリス 20%
ドイツ 19%
フランス 19.6%
スウェーデン 25%
日本の8%が優しく思えてきますね

4.サイズあわせは慎重に
これは海外通販に限った話ではないですが、サイズ合わせは国内の通販よりはより慎重に行いましょう
届いたのはいいけどサイズが合わないと、返品交換に1カ月以上要するなんてのはザラです
私は一度頼んだものと違うものが届いて、交換してくれと頼んだら返金しか応じてくれず、結局返金されてから再度注文しなおして、最終的に正しい物を受け取ったのは2カ月ほどたってからということがありました

まぁ、ちょっとずるいんですけどリアルショップでサイズ合わせだけしておいて注文はネットでということでしょうか

5.いざとなったらオークション出品
サイズや色で失敗したとしても、いざとなれば日本でオークション出品してもいいでしょう
私もサイズ選びで失敗したことがありますが、タグをつけたままにしておいたおかげでオークションで買った価格より高く売れたということがありました
なのでそれからは、通販で購入したものは実際登山で着用するまではタグはとらないようにしてます 笑

こんな感じで、どれここれも小技みたいな話なんですが、これから海外通販してみようかなという方の参考になれば幸いです

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