冬季限定 百四丈滝 純白の巨大氷壺

北部白山に百四丈滝という幻の滝がある

加賀禅定道という白山一里野温泉から四塚山に至る尾根
この登山道の途中からしか望むことができない幻の滝

落差94m 百四丈というからには1040尺、メートルに直すと315mということになるが
現実はその1/3程度だ

昭和62年に廃道だった加賀禅定道が復活を遂げ、それまで幻とされていた滝を見ることができるようになったというわけだ

最近は積雪期に滝壺が凍り付いて巨大な氷壺となることが新聞紙上でも報道されるようになり一躍有名になった

事実3月以降の加賀禅定道はトレースはしっかりと刻まれ、途中の避難小屋は満員御礼となるほどの盛況ぶりなのだ

そんな百四丈滝に先日出かけてきた
避難小屋泊まりの1泊二日
スタートは一里野温泉
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3月中旬までならスキー場が営業していて標高1000mまでゴンドラリフトで運び上げてくれる
自分が行ったのは残念ながらスキー場が営業終了した3月24日
営業終了したゲレンデを尻目に、発電所に送水する導水管が敷設された尾根を登っていく
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導水管尾根とも呼ばれる尾根は一本調子の登りだが、コンスタントに標高上げるので思ったよりも登りやすい
融雪期は導水管の近くはシュルンドになっていて踏み抜くと何メートルも落ちることがあるので要注意だ
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導水管尾根を登りきると、ゴンドラ山頂駅へ続く林道と交差する
ここでゲレンデからの踏み跡と合流し、ブナの巨樹が並ぶ林を抜けると、しかり場分岐だ
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しかり場からはこれから進む加賀禅定道の尾根が四塚山までずっと続いている
尾根上は今にも崩れそうな雪庇が大きく東側に張り出している
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トレースはおおむね尾根沿いについているが、雪庇がやせ細っているところでは尾根を大きく巻いて進むところもある
木の根、笹の上などを歩くところもあってなかなか気が抜けない
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細かいアップダウンを繰り返して奥長倉避難小屋に到着
標高差は登山口から1100mくらい、アップダウンがあるので数字以上につかれる
この日は避難小屋泊、夜半過ぎは吹雪だったそうだが、小屋の中は比較的暖かかった
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翌日は日の出とともに行動開始
いきなり美女坂の急登が待ち構える、なかなかタフな登り
登りの途中ご来光となる
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美女坂を登りきるとなだらかな台地、夏道なら滝の展望台があるところ
この台地から滝壺にめがけて標高差200mを降っていく
出だしは急だがシリセードで降るにちょうどいい角度
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見上げれば四塚山に清浄が原
昨夜の吹雪で真っ白に新雪をまとって神々しいばかり
長年白山に登ってきたが、これぞ白山というべき素晴らしい景色
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そして下方に目をやるとこれぞ百四丈滝
氷壺の高さは40mほど、壺の周囲にいる登山者が豆粒のよう
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もっと近くによって氷壺を見上げる
近づくと滝からのしぶきが霧となって降り注いでいる
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氷壺はガッチガチの氷、ピッケルも思い切って振り下ろさないと刺さらない
ステップが切ってあるので氷壺の縁まで登って壺の中を覗く
中は真っ暗、底なしの不気味な壺だ
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周りは氷と雪の世界だが、滝だけは凍らずに流水になっているのが何とも不思議
周囲の氷はどこまでも青い
滝の裏側に回ると裏見の滝
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滝を十分堪能して帰路に就いた
帰り道は往路をそのままピストン、雪は緩んで腐れ雪
導水管尾根を駆け下りるように降って昼過ぎには取り付きに戻ってこれた
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今回は1泊での行程となったが、早朝出発すれば日帰りも十分可能
天気のいい時に再訪したい

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